[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

01
 はるか昔、地球のほとんどを氷河で覆われていた時代があった。その後、温暖化がすすみ、今では氷河はだいぶ融けてしまったが、アラスカやカナダの山奥にはまだその名残がいくつもある。南東アラスカにあるグレイシャーベイもその中の1つだ。夏場になると多くのクルーズ船で賑わうグレイシャーベイだが、5月、6月はまだ気温も低いせいか、湾内は昔のままの静けさが支配する。
 カヤックで氷河の手前まで近づくと、そのスケールの大きさについ圧倒されてしまう。幅だけで数Km以上はある、見上げる高さの氷河がしきりに雷鳴のような大きな音をたて、目の前で繰り返し崩れ落ちる。「氷りの河」とはうまく言ったもので、本当に氷がはるか山の奥から川のように蛇行して流れ、海へ注がれている。
 人の気配すら感じない、氷と岩と凍てつく海の無機質な世界にたった1人で氷河と対等して見つめていると、つい謙虚になり、自然に対する人間のスケールの小ささに改めて気づかされる。繰り返し起こる氷河の崩壊音は、あたかも地球が生きていることを示す鼓動のように聞こえた。

02
03 04
05 06
07
10
08 09
11
01)Le.Conte Glacier。手前にいる黒いものはアザラシ。
02)Margerie Glacier。海面から氷河上端まで100m近くの高さがある。
03)Lamplugh Glacier。氷河の手前まで歩いて行ける。
04)McBridge Glacier。
05)Riggs Glacier。
06)McBridge Glacier。
07)Le,Conte Glacier手前。いくつものIceBergに阻まれ、なかなか湾内へと入れない。
08)IceBerg。崩れ落ちた氷河の破片がいくつも湾内に漂い、ゆっくりと融けながら湾の外へ流れる。時々アンバランスになり、雷のような大きな音をたてひっくり返る。
09,10)岸にうちあげられたIceBerg。陽に照らされて美しいグレイシャーブルーが輝く。
11)湾内に漂うIceBerg。大きいものだと大きな家一つ分はある。
12)輝くIceBerg。
12